ステータス：
攻撃力　☆☆☆
守備力　☆☆☆☆
除去力　☆☆☆☆
回転力　☆☆☆
汎用性　☆☆☆☆
運要素　☆☆☆☆☆

キーカード：
◆豊穣のアルテミス
◆天空の使者ゼラディアス
◆天空聖者メルティウス＊３
◆コーリング・ノヴァ[
◆天空の聖域

ｴﾝｼﾞｪﾙﾊﾟｰﾐｯｼｮﾝＡ＆Ｂ
　[-パーミッション-]

――汝、その手を禁ず。

↓「天空の聖域」にパワーアップ効果がないため、採用型は戦闘力・安定性が落ちてしまうのがネック。
Ａ：聖域の恩恵を受けられる下級を多く含むこのタイプは、フィールドを必要とする「メルティウス」の影響を大きく受けている。

コンセプト：（４２枚）
【天空の聖域・有】
【メルティウス・有】

[上級２枚]	[魔法９枚]	[罠１６枚]
天空騎士パーシアス＊２	サイクロン強奪早すぎた埋葬収縮＊３天空の聖域＊２貪欲な壺	神の宣告＊３マジック・ドレイン＊３天罰＊３盗賊の七つ道具＊２リビングデッドの呼び声聖なるバリア－ミラーフォース－炸裂装甲＊２破壊輪
[下級１５枚]
天空の使者ゼラディアス＊３豊穣のアルテミス＊３天空聖者メルティウス＊３コーリング・ノヴァ＊３マシュマロン闇の仮面＊２

≪！≫ニュージェネレーションに見合ったカウンター罠の選択
　

天空の聖域 （フィールド魔法）
天使族モンスターの戦闘によって発生する天使族モンスターのコントローラーへの戦闘ダメージは０になる。

天空の使者ゼラディアス （☆４光天使族 2100/800）
このカードを手札から墓地に捨てる。デッキから「天空の聖域」１枚を手札に加える。フィールド上に「天空の聖域」が存在しない場合、フィールド上のこのカードを破壊する。

天空聖者メルティウス （☆４光天使族 1600/1200）
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、カウンター罠が発動される度に自分は１０００ライフポイント回復する。さらにフィールド上に「天空の聖域」が存在する場合、相手フィールド上のカード１枚を破壊する。

“生きたテラフォーミング”であるゼラディアスは直接パーミッションを補佐するものではありませんが、ハイアタッカーとして大いに期待できます。
フィールド損壊に巻き込まれるリスクはサイクロンくらいでしか起きないため無視しても構いませんが、伏せを警戒するデッキだと砂塵やメビウスが投入されている虞がありますから、気配を感じたら召喚タイミングには注意しましょう。
またゼラディアス・アルテミス・メルティウスには戦闘破壊耐性がありません。フィールド魔法から攻守補正を受けられないので逐次フォローすること。

メルティウスの除去効果は破壊する種類を問いませんし、相手の場のみなので自爆する心配もありません。
回復量はなかなか大きく、「神の宣告」に加え「破壊輪」を打っても十分な値まで癒してくれます。
ただ、相手フィールド上が空だとライフ回復にしかならないため手札を補充してくれるアルテミスの方が好ましく感じてしまいます。もちろん手札増強より除去の方が望まれる場合も多々ありますが……破壊効果を発動させるためには「天空の聖域」が必要なのがネック。
アドバンテージを得ようと思えばカウンター罠を増量すれば良いのですが、闇雲に積むのはオススメ出来ません。

カウンター罠をピックアップすると―――

昇天の角笛	《召喚・反転反転・特殊召喚》を無効にして破壊	生贄１体
キックバック	《召喚》を無効にして手札に戻す	ノーコスト
昇天の黒角笛	《特殊召喚》を無効にして破壊	ノーコスト
箱舟の選別	既場と同種族の《召喚・反転・特殊召喚》を無効にして破壊	ライフ１０００

マジックジャマー	《魔法》を無効にして破壊する	手札１枚
マジック・ドレイン	《魔法》を無効にして破壊するか、相手にコストを払わせて通過	ノーコスト
八式対魔法多重結界	《魔法》を無効にして破壊する（対象の有無によりコストが変化）	ﾉｰｺｽﾄor魔法１枚
封魔の呪印	《魔法》を無効にして破壊し、相手に同名カードの使用を封じる	魔法１枚
アヌビスの裁き	魔法・罠を破壊する《魔法》を無効にして破壊する	手札１枚

盗賊の七つ道具	《罠》を無効にして破壊する	ライフ１０００
誤作動	《罠》を無効にして手札に戻す	ライフ５００
トラップジャマー	バトルフェイズ中に発動した《罠》を無効にして破壊する	ノーコスト

攻撃の無力化	《攻撃》を無効にしてバトルフェイズを終了する	ノーコスト
天罰	《モンスター効果》を無効にして破壊する	手札１枚
畳返し	召喚時に誘発する《モンスター効果》を無効にして破壊する	ノーコスト
黒板消しの罠	《効果ダメージ》を無効にし、相手は手札を１枚捨てる	ノーコスト

神の宣告	《召喚・反転召喚・特殊召喚・魔法・罠》を無効にして破壊する	ライフ半分

検討に足るものはこんなところでしょうか。
メジャーなカウンター罠というのはハイコストハイリターンが常で、消費を抑えるほどに効力が弱まっていく構図が顕著。
今回は聖域無しでもメルティウスで回復量は期待できるので少しライフコスト系を多めにチョイスしてみました。
やはりメルティ効果も狙っていきたいということで砂塵ではなく七つ道具を２積み。ＣＰＵ戦では「破壊輪」も扱える十分なライフゲインを確認しています。
好みで「押収」でもいいかも。

＞＞マジックドレイン
アルテミスでアドバンテージを稼ぐことを考えればこのカードが最適なのですが、このデッキでは「天空の聖域」という破壊されては困るカードが軸となっています。「サイクロン」「大嵐」「ツイスター」くらいとはいえ、合わないようならジャマーに変えたほうが良いでしょう。
メルティウスやパーシアスを「強奪」されても困りますし。代わりにジリ貧に陥りやすくなりますが……。
八式・封魔は今回魔法枚数が少ないのでフル活用しにくい。

＞＞キックバック
妥協して使いやすいのはこのカードですね。
ノーコストで召喚をカウンター。
しかし破壊ではなく“バウンス”であり、生贄召喚した上級以外ではアルテミスがいてようやく１・１交換。召喚成功時に誘発効果を発動する「メビウス」「エアーマン」「ガジェット」などには有効ですが、このカードは特殊召喚を無効に出来ません。
メルティウスとの相性に至ってはやや悪。せっかく破壊効果を発動できてもモンスターを手札に叩き返した後なので、相手フィールド上のカードがその召喚を止めたモンスターの他に無い状況では単にディスアドバンテージになってしまいます。

よくある光景が「キックバック」しかなくて敵のアタッカーを弾くしかないという窮地。
本来「奈落の落とし穴」で１・１交換をするべきところなんですよね。このカードを入れるなとは言いませんが、パーミッションですら“最高で得をしない”、最低が損になる程度だということは留意すべきだと思います。
構築上「死デッキ」を入れにくいので厄介な「帝」を処理するにはこれが手堅いんですが、生贄が「黄泉ガエル」だったり洗脳モンだったりするので、アルテかメルティがいても“損せず得せず”は変わりません。

＞＞畳返し
「天罰」に近いカード。
召喚時誘発効果を無効化して破壊するのですが、このカードも特殊召喚（に伴う誘発効果）には対応していません。
さらにキックバック以上に対象が限定されるため、環境把握できた戦場でピンポイントメタを張るぐらいしかメイン投入は難しいと思います。ガジェットが再興しているので、目処が付けば行けそうですが……。
単体でも「メビウス」と１・１交換出来る点は評価できても、「ショッカー」やアタッカーを止められないことが大きく点を下げています。

＞＞攻撃の無力化
同様にアルテミスとコンボして１・１交換が限界。キックバックよりはメルティウスと相性がよく、除去効果を存分に生かすことが出来ます。
ただ攻撃してくる相手は大概アルテかメルティを狙い、戦闘破壊できるステータスか接触系の除去効果をお持ちです。そうするとアルテミスで１ドローしても完全解決にはならず、メルティウスが出張るべきパターン……で・す・が！
「炸裂装甲」や「収縮」で万事解決してしまうのが悲しいところ。無論“お触れにチェーンされない”、“ラッシュを完全に止められる”といった利点もあるのですが、いつ引けるか分からない以上は汎用性を取ったほうがいいのかもしれません。
このカードも“損だけどやむなく発動”に陥りやすいカードなのです。

＞＞トラップジャマー
「炸裂装甲」の人気が戻ってきた環境なら優秀なカウンター罠。
「破壊輪」や「死デッキ」なども対象回避アド目的や特殊召喚を警戒してバトルフェイズまで取っておく風潮にあるため、発動する機会は思ったより多いはず（帝を警戒する人はスタンバイフェイズで打ってくる）。
「盗賊の七つ道具」ならどんな罠でも止められる。「トラップジャマー」で妥協する理由はライフコストですから、メルティウスでライフを確保し易いこのデッキでは「七つ道具」から妥協すべきではないと思います。
　

≪！≫呼ばれて飛び出るパーシアス
　

コーリング・ノヴァ （☆４光天使族 1400/800）
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから攻撃力１５００以下で光属性の天使族モンスター１体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。また、フィールド上に「天空の聖域」が存在する場合、代わりに「天空騎士パーシアス」１体を特殊召喚する事ができる。

こちらも「天空の聖域」が発動していればビックリ箱になるカード。天使族限定のリクルーターなのですが、なんと条件次第で「パーシアス」を特殊召喚できるのです！
パーミッションは手札補充やカウンター罠の回りをどう向上させるかが命題となっています。常に相手を迎撃できる態勢を作るためにはまずカードを引かなくてはなりませんからね。（聖域分損していますが）生贄コスト無しに出せるのは有難い。
特攻して変身するも良し、守備表示で置いてビックリさせるも良し。パーミッションなら守りやすいでしょう。
蘇生カードで使いまわしてもいいし、聖域とコンボ出来るネオパーシアスも入れてしまうとか。

パーシアス以外だと（聖域が無いと）同名カードか

●「シャインエンジェル」……異次元の女戦士・ものマネ幻想師などを呼べる
●「救済のレイヤード」……カウンター罠が発動されると除外天使を２体回収
●「ホーリージェラル」……聖域下でデッキ・場・手札から墓地に送られるとライフ回復
●「マシュマロン」……戦闘不破とダメージ
●「ケルベク」……このカードを攻撃したモンスターをバウンス
●「ムドラ」……墓地の天使族の数によりステータスアップ
●「光の追放者」……除外膜を張るブロッカー
●「ハネクリボー」……ダメージをクリア

くらいでしょうか。
　　

↓Ｂ：メルティウスとのコンボを気にしなくていいため、比較的扱いやすいと思われる。
蘇生カードで積極的にパーシアスを回す。

コンセプト：
【天空の聖域・有】
【メルティウス・無】
／／／攻３　守５　除４　速３　汎３　運４／／／

[上級４枚]	[魔法９枚]	[罠１５枚]
サイバー・ドラゴン＊２天空騎士パーシアス＊２	サイクロン強奪早すぎた埋葬収縮＊３天空の聖域＊２貪欲な壺	神の宣告＊３マジック・ドレイン＊３天罰＊３リビングデッドの呼び声聖なるバリア－ミラーフォース－炸裂装甲＊２砂塵の大竜巻＊２
[下級１２枚]
天空の使者ゼラディアス＊３豊穣のアルテミス＊３コーリング・ノヴァ＊３マシュマロン異次元の女戦士ならず者傭兵部隊

≪！≫『量』か『質』か――カウンター罠を見つめ直す。[パーミッション共通]
　

カウンター罠をピックアップすると―――

昇天の角笛	《召喚・反転反転・特殊召喚》を無効にして破壊	生贄１体
キックバック	《召喚》を無効にして手札に戻す	ノーコスト
昇天の黒角笛	《特殊召喚》を無効にして破壊	ノーコスト
箱舟の選別	既場と同種族の《召喚・反転・特殊召喚》を無効にして破壊	ライフ１０００

マジックジャマー	《魔法》を無効にして破壊する	手札１枚
マジック・ドレイン	《魔法》を無効にして破壊するか、相手にコストを払わせて通過	ノーコスト
八式対魔法多重結界	《魔法》を無効にして破壊する（対象の有無によりコストが変化）	ﾉｰｺｽﾄor魔法１枚
封魔の呪印	《魔法》を無効にして破壊し、相手に同名カードの使用を封じる	魔法１枚
アヌビスの裁き	魔法・罠を破壊する《魔法》を無効にして破壊する	手札１枚

盗賊の七つ道具	《罠》を無効にして破壊する	ライフ１０００
誤作動	《罠》を無効にして手札に戻す	ライフ５００
トラップジャマー	バトルフェイズ中に発動した《罠》を無効にして破壊する	ノーコスト

攻撃の無力化	《攻撃》を無効にしてバトルフェイズを終了する	ノーコスト
天罰	《モンスター効果》を無効にして破壊する	手札１枚
畳返し	召喚時に誘発する《モンスター効果》を無効にして破壊する	ノーコスト
黒板消しの罠	《効果ダメージ》を無効にし、相手は手札を１枚捨てる	ノーコスト

神の宣告	《召喚・反転召喚・特殊召喚・魔法・罠》を無効にして破壊する	ライフ半分

検討に足るものはこんなところでしょうか。
メジャーなカウンター罠というのはハイコストハイリターンが常で、消費を抑えるほどに効力が弱まっていく構図が顕著。
それも当然といえば当然の摂理ですが、残された選択肢はあるようで無いのです。
　

≪！≫マジックドレインと天罰についての考察。[パーミッション共通]
　

マジック・ドレイン （カウンター罠）
相手が魔法カードを発動した時に発動可能。
相手は手札から魔法カードを１枚捨ててこのカードの効果を無効化する事ができる。
捨てなかった場合、相手の魔法カードの発動を無効化し破壊する。

魔法相手なら±０以上のアドバンテージを叩き出すカードです。
「マジックジャマー」には確実性で劣るものの、これを通過するには相手がコストを支払わねばなりません。
たとえ相手の「天使の施し」が通過する結果に終わろうが、こちらは１枚分得をしています。「地砕き」が通っても２・２交換。
アルテミスがいればさらに＋１ですね。

無論、「押収」や「抹殺の使徒」など、その時に必要の無いカードを捨てられるだけに終わるかもしれません。相手の手札にあと何枚、どんなカードが潜み、何をしようとしているかを常に警戒し、カウンター罠の発動はタイミングを慎重に見極めること。
破壊輪時代に「神の宣告」を頼るわけにもいきません。被害の少ないものにはあえてスルーするのも一策といえましょう。

天罰（カウンター罠）
手札を１枚捨てる。
効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。

ダメージステップ中や手札・墓地で発動した効果にも発動できるため、ゴーズ・クリボー・リバース効果・ヴァロン・クリッターにも対応。ちなみに対象を取る効果ではありません。似た役割では「昇天の（黒）角笛」や「キックバック」が挙げられますが、アルテミスも護れる「奈落の落とし穴」とこれの組み合わせが最も望ましいのです。

また、普通デュエルでお目にかかるのは効果モンが９９％であり、スタンバイフェイズからメイン・バトル・エンドフェイズに至るまで、網にかからぬ効果モンスターはごく少数。
※ただし、“チェーンに乗らない効果”に対して発動・無効にすることはできません。

■チェーンに乗らない効果

《サイバー・エンド・ドラゴン》等の貫通効果
《サイバー・ツイン・ドラゴン》等の２回攻撃効果
《魂を削る死霊》等の戦闘で破壊されない効果
《サイバー・ドラゴン》等の召喚ルール効果
《ダブルコストン》や《カイザー・シーホース》等の生け贄ルール効果
《沼地の魔神王》や《融合呪印生物－光》等の融合素材代用効果
《ハーピィ・レディ・ＳＢ》等の同名ルール効果
《封印されしエクゾディア》等の勝利条件ルール効果
《トイ・マジシャン》の魔法＆罠ゾーンにセットする効果
《幻獣クロスウィング》の墓地に存在する時に適用される効果
《エンド・オブ・アヌビス》や《冥界の魔王ハ・デス》等、その他の永続効果
チェーンに乗るが無効にならない効果
《死霊ゾーマ》のダメージ効果（「モンスターの効果」としては扱われない）
《ナーガ》のデッキに戻った時の効果
《ビッグ・シールド・ガードナー》の対象魔法無効効果（効果処理の途中の為）

[入れ替えカード]：好みで調整
メルティ有りから無しとか。
○冥王竜ヴァンダルギオン
○クリッター，死霊，死デッキ [死デッキを打つために]
○奈落の落とし穴　[死デッキを入れないなら腐らない。砂塵・炸裂・奈落のバランスは悩みどころ]
○光の護封壁　[鉄壁防御でこっちは自由。ただし完封するにはライフコスト2000～3000]