ステータス：
攻撃力　☆☆☆☆
守備力　☆☆☆☆
除去力　☆☆☆☆
回転力　☆☆☆☆
汎用性　☆☆☆☆☆
運要素　☆☆☆☆

キーカード：
◆裂け目，マクロ
◆砂塵の悪霊
◆異次元の生還者，偵察機
◆成金ゴブリン
◆強制脱出装置
◆神の宣告

ユートピア・ユニバース　[-次元帝-]

――不屈の前衛と広い守備範囲が魅力的。
　　　　　　　　　　　母なる宇宙は意地でも守れ！

参考戦績：勝率８割

↓「マクロコスモス」「次元の裂け目」により無敵化する「異次元の生還者」「異次元の偵察機」を軸に上級で大技を決めるデッキ。
墓地行きを絶つという特性は、多くのデッキへのメタとして機能します。

コンセプト：
【次元支配】
【回転力アップとコントロール奪取回避の徹底】

[上級６枚]	[魔法１１枚]	[罠１２枚]
氷帝メビウス＊２砂塵の悪霊＊２サイバー・ドラゴン＊２	サイクロン強奪次元の裂け目＊３成金ゴブリン＊３増援＊２封印の黄金櫃	マクロコスモス＊３強制脱出装置＊３激流葬死のデッキ破壊ウイルス神の宣告＊３聖なるバリア－ミラーフォース－
[下級１１枚]
異次元の生還者＊３異次元の偵察機＊２異次元の女戦士ならず者傭兵部隊暗黒のミミック　ＬＶ１＊２魂を削る死霊Ｎ・グラン・モール

≪！≫『次元支配』――セメタリーには逝かせない！
　

次元の裂け目 （永続魔法）
墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。

マクロコスモス （永続罠）
自分の手札またはデッキから「原始太陽ヘリオス」１体を特殊召喚する事ができる。また、このカードがフィールド上に存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かずゲームから除外される。

起源にして大前提。次元ビートの母なる宇宙。
このカードが登場したからこそ「次元ビート」のジャンルは確立されたのです。

実戦においては１：１交換が一番安定していて効率的なため、永続罠を多用するということは、スペースの都合でそういった手軽な手段を断念させてしまう選択でもあります。

永続罠の欠点
●多くは純粋な除去効果を持っていない
●積めば事故りやすいのに積まざるを得ないものが多い
●依存するのにサーチできない
●常に除去される不安がある

　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――スタンでは最も嫌われる性質ですね。

だからこそ、永続魔法罠が第一線に採用されるからには重大な意味を含んでいる―――“墓地を肥やす”という言葉があるように墓地が非常に大事な領域なのは言うまでもありません。
「次元の裂け目」「マクロコスモス」は墓地への資源供給ラインを一切切断してしまう効果を持った永続罠。影響力が非常に高く、フィールド・手札はもちろん墓地・デッキに存在するカードの意義を変え、デュエル全体を支配してしまう威力を持っています。
“除外”は極端な処理であり、「ネクロバレー」よりもはっきりとした墓地メタかもしれません。

ここではこの特性を『次元支配』と、仮に呼んでおきます。
今回は次元支配を高速に完成させるため圧縮カードを多く起用。
「成金ゴブリン」はスピーディーだし、『次元帝』なら回復させた分のライフポイントも難なく削れます。
「暗黒のミミックＬＶ１」は戦闘には使えませんが回転力が高まりますし、「死デッキ」媒介に出来、反転⇒メビウスも良策。
今回は外しましたが「メタモルポット」もいい感じだと思います。

[次元支配によるメリット]

１．リクルーター封殺
⇒ほぼ全てのデッキに影響

一番影響を受けるのは「クリッター」「ピラミッド・タートル」や「素早いモモンガ」といったリクルーターたちですね。彼らは墓地に送られた時に効果を発動するため、墓地に向かうルートを封じれば至極あっけなく無力化されます。
これらは総じて攻守が低く、こちらの「異次元の生還者」などで簡単に殴り倒して終わりに出来るのです。
ちなみに「見習い魔術師」だけは戦闘破壊されるだけでＯＫなので影響は小さい。

＋「スキルドレイン」でより凄まじい支配力を得られますが、永続罠の多用がもたらすものは良い結果だけではありません。手札事故・置き場の圧迫・ライフ圧迫・モンスターの弱体化など。強いには強いのですが、安定した勝率を得るのは難しいでしょう。

２．リボーン封殺
⇒暗黒界，バブーン，アンデット，ネフティス，Ｄ-HERO，帝デッキ等へ影響

墓地行きが不可能である以上、間接的に蘇生・自己再生系のカードも動けなくなります。
具体的には「黄泉ガエル」「ネフティスの鳳凰神」「ゴルド＆シルバ」「早すぎた埋葬」「ドゥームガイ」「時の機械－タイム・マシーン」等のカード。必要とするデッキでは極端に需要が偏っているケースが多く、さらに逆対策を講じていないケースもまた多い。
蘇生を封じる＝ラッシュをさせない、という意味合いも含まれてきますね。

３．リサイクル封殺
⇒天魔神，岩石，昆虫等の墓地除外召喚系を採用したデッキ、回収系へ影響

上記２つに絡む形になりますが、次元支配下では墓地資源はほとんど溜めることができません。
墓地が枯れている状況では「ノーレラス」「デビルドーザー」や「メガロック・ドラゴン」といった“～を除外して特殊召喚する”モンスターの求めるものが揃わないのです。
魔法・罠の面でも「聖なる魔術師」「闇の仮面」「墓荒らし」「ミラクルフュージョン」「サルベージ」「悪夢再び」等のカードに強い圧力が掛かります。

これは不可避の資源不足ではなく、こちらからの能動的な“墓地狩り”です。序盤に次元支配が完成すれば、僅か１枚でも回収が許されない事態も生まれるでしょう。相手の脅威を未然に防げたなら、何の苦も無く短期決戦で決着が付けれます。
　

≪！≫２トップ比較『この戦場に戻ってみせる……』
　

異次元の生還者（☆４闇戦士族 1800/200）自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがゲームから除外された場合、このカードはエンドフェイズ時にフィールド上に特殊召喚される。		異次元の偵察機（☆３闇機械族 800/1200）このカードがゲームから除外された場合、そのターンのエンドフェイズ時にこのカードを自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。
☆攻撃力は十分あるため、アタッカーとして支援なしで戦えないこともない。「異次元の戦士♂♀」「アサイラント」等にのみ一方的なアドバンテージを持つ。	通常	★支援なしに戦えばただのバニラ同然。辛うじて「抹殺の使徒」を無駄撃ちさせられる程度である。
☆「増援」で欲しいときにデッキからサーチできる。		☆「封印の黄金櫃」ならサーチできる。
★「天よりの宝札」とのコンボくらい。		☆「速攻の黒忍者」「死のデッキ破壊ウィルス」とのコンボ。
★「戦士の生還」での回収が難しくなる。	次元支配下	☆「おろかな埋葬」でサーチできるようになる。
☆帰還効果は任意で、攻守どちらの表示形式でも戻せる。		★帰還効果は強制的で、攻撃表示でのみ戻る。
☆高い攻撃力でほとんどの下級を殴り倒すことができる。		☆戦闘には向かないが、壁としての不安はなくなる。
☆フィールド上で表側表示だったなら、戦闘破壊・効果破壊・除外・生贄にされても帰還する。		☆フィールド上での表示形式は問われず、裏側表示で戦闘破壊・効果破壊・除外・生贄にされても帰還する。
★フィールド上で裏側表示だったなら、上記のように帰還することはできない。ダメージを受けてでも攻撃表示で出すべきだろう。月読命・月の書に弱い。		★「王虎ワンフー」がいた場合、帰還⇒捕食⇒帰還⇒捕食といった具合に無限ループするが、最終的にワンフーが勝つため打ち止め扱いとなる。
★同様に、フィールドを経由してない手段：手札・デッキから落とされた場合や、墓地から除外された場合には、効果は発動しない。		☆いかなる場所から除外されても効果が発動する。特定条件でのデッキサーチ，各種コストカードの実質ノーコスト発動を狙える。
☆「強奪」「洗脳」などで相手フィールド上に移動している時に除外された場合、効果は発動しない。戻ってこないが奪われ続けることはなく、この場合は損得量質であろう。		☆コントロールを奪われてから除外された場合、（機会がなく未確認ではあるが）送られる除外ゾーンは自分のものなので、自分のフィールドに戻って来てくれると予想される。
★「死霊騎士デスカリバー・ナイト」に無効化される。（「生還者」はフィールド上から除外ゾーンに移動した場合に発動する効果であり、無効化されると同じ経路を辿れない）		☆「死霊騎士デスカリバー・ナイト」に無効化されない。（偵察機の効果は「黄泉ガエル」に近く、除外ゾーンに存在する限り発動するため、帰還⇒無効⇒帰還の結果となる）

戦闘の要である２種類のモンスター。
「マクロコスモス」「次元の裂け目」さえ発動していれば、戦闘破壊・効果破壊・生贄にされても戻ってきます。
特に“生贄にしても戻ってくる”という特性を生かし、生贄要員として利用したのが『次元帝』。『次元ビート』だと「偵察機」は「魂吸収」を気にかけないなら必須ではありません。

上記の表では２体を通常・次元支配下ではどうなのかを比較してみました。
問題のコントロール奪取関連ですが、奪取された状態で除外されると除外されたまま。どちらのフィールドにも生還しなくなります。。ＣＧＩによっては扱いが違っているかもしれませんが、これが2007/02/28現在の公式裁定です。

時は移ろい、「強奪」中のものを回収するのに「グランモール」も使えるようになりました。制限カードですけどね。
「グランモール」は異次元ｓの侵攻サポートとして繰り返し使えるモンスター。「サイバー・ドラゴン」との連携も強力。
　

≪！≫大事なあいつを守りたい。
　

強制脱出装置 （通常罠）
フィールド上のモンスター１体を持ち主の手札に戻す。

＞＞次元支配下で奪われてから除外された生還者はそのまま消滅してしまう。

どちらにせよ主戦力の「生還者」を失うのはかなりの痛手なので、コントロール奪取は第一に対策を取らなければなりません。「強奪」はもちろん「洗脳」などは積まれてしまうカード。
何なら「エネミーコントローラー」でも構いません。２枚ないし３枚フル投入するべきです。

余ったカードをコストにできる「マジック・ジャマー」なども試しましたが、「強制脱出装置」ならノーコストですし、すでに奪われてしまったモンスターでも手札に戻せるこのカードが最良だと私は判断しました。

このカードの汎用性は知れ渡っていると思います。
●帝、ブレイカー、エアーマンを戻して再利用
●相手モンスターの一時的な除去（裏守備・効果不破系に強い）
●自分モンスターへの除去カードからの対象回避

氷帝メビウス（☆６水水族 2400/1000）
このカードの生け贄召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを２枚まで破壊する事ができる。

ここは『次元帝』たる所以。３積みしてもいいかもしれませんね。
「大嵐」は自分の場を破壊する割合の方が多いはず。大規模な魔法・罠除去はメビウスに一任するしかありません。
「サイバー・ドラゴン」は戦闘だけでなく、非常時の召喚サポートの意味でも投入されています。

その他の「帝」ですが、　（砂塵の悪霊）＞ザボルグ＞テスタロス＞ライザー＞グランマーグ　の順に『次元帝』と相性が良い。

「砂塵の悪霊」は帝ではありませんが、異次元ｓが無敵化していれば味方を巻き込むリスクは小さく、何度でも使えます。
「ザボルグ」は、次元支配下では主に下級モンスターを効果除去する必要性が薄れますが、事故った場合は必要になります。
「テスタロス」はハンデスカードであり、フィールドに破壊するべきカードが無くても展開し易い帝です。
「ライザー」のドロー遅延効果は強力ですが、どうにもならなかったカードをデッキトップバウンスしても再使用されるだけ。
「グランマーグ」で裏守備モンを除去する話はザボルグに同じ。破壊すべき魔法・罠も「お触れ」やロック等の発動済み永続系。

無論、個人の感触や環境・決闘場所でもずれが生じるので、これはあくまで私の判断基準に拠るものです。
　

≪！≫“次元帝だから”を求めて――その理念。
　

ここで帝コントロールの基盤に“次元支配を利用する理由を生かさねばならない”理由を説明しましょう。

というのも。
帝としては素直な３種９帝や、特化した４種１２帝、さらに高みの５種１５帝を目指すのであれば、「黄泉ガエル」を用いた『黄泉帝』の方が強いし安定しているに決まっているからです。「おろかな埋葬」を積めば事故率は大きく落ちますし、そのデッキなら半永久的に生贄とい壁を賄うことができ、帝本来のパワーで押す短期戦も容易いでしょう。

つまり“あ　え　て”『次元帝』を選んだ以上、『次元帝』の道理に従わない戦い方は『矛盾』でしかないのです。

ズバリ『次元帝』の理想は
「生還者」「偵察機」がいて洗脳いらず　　ではないでしょうか。
そしてその理想の前提は「マクロコスモス」「次元の裂け目」が維持されること。

でも事故った。
マクロも生還者もなかなか引けない。
せめて洗脳が欲しい。
あげくに、

「ああ、カエルがいれば……」

と感じるのは仕方ないにしても、それを実行してしまうことに違和感を感じませんか？
「洗脳」が積めて、依存率が高すぎるとはいえ「黄泉ガエル」による常時ノーコスト召喚ができるのが『黄泉帝』。
墓地封殺戦術と無敵化した「生還者」「偵察機」で戦いつつ、必要に応じてノーコスト召喚を挟むのが『次元帝』です。

初めからこの２つの帝コントロールデッキは異なるベクトル上に存在しているのです。
ゆえに、決して同じ帝デッキと思って扱ったり、楽観したりしてはいけません。もちろん「おろかな埋葬」を入れたなら「黄泉ガエル」も合わせて入れるのもありでしょう。事故ったときの回避策は何重にも備えておいて損はありませんから。
しかし、『次元帝』の一部として使う以上、『黄泉帝』と同じような救済法を真っ先に求めてはいけないんです。
『次元帝』であくまで先陣を切るべき主役は彼ら異次元ｓなのです。
　

≪！≫“次元帝だから”を求めて――その補足。
　

上の理念に添える形です。
併せてハッキリと明言せねばならない次元帝の欠点の数々。

[構築の時点で諦めること]
次元支配のメリット１～３や、生還者・偵察機の帰還能力を踏まえると―――

×早すぎた埋葬	＜制限＞
×リビングデッドの呼び声	＜制限＞
×大嵐	＜制限＞
×黄泉ガエル	＜制限＞
×スケープ・ゴート	＜制限＞
×ダンディライオン	＜制限＞
×クリッター	＜制限＞

―――これらの制限カードは諦めた方がいいかもしれません。
『黄泉帝』ならばここから黄泉・スケゴ・ダンディ・クリッター・大嵐を戻すことができます。スケゴや黄泉は万が一のために『次元帝』に入れても構いませんが、基本的にその役は「異次元の偵察機」が負ってくれます。
“マクロ・裂け目を守るかどうか”は人によって分かれるところですが、保護するデッキ構築には「神の宣告」は必須です。

×押収	＜制限＞
×洗脳-ブレインコントロール

となれば、これら帝と相性のいいカードの投入も難しく感じるのではないでしょうか。
もちろん、無茶を覚悟で投入しても効果はあるんです。宣告すべきカードを未然に落とせることを考えれば「押収」は欲しいですし、場に生贄がいない時に「洗脳」はぜひ控えておきたい。でも、宣告との発動順によっては「押収」のコストにライフが悲鳴を上げますし、「洗脳」に頼っては『次元帝』の名が廃ります。

[次元帝の上級枚数]

砂塵の悪霊（☆６闇アンデット族 2200/1800）
このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。このカードが召喚・リバースした時、フィールド上のこのカード以外の表側表示モンスターを全て破壊する。

帝、ではありませんが、他の帝コントロールの派生では採用されないこのカードも、次元帝でこそ生きてくる。
エンド時に手札に戻るスピリット「砂塵の悪霊」のヒットアンドアウェイの特性が、（黄泉帝と比べて）少ない効果除去をカバーしてくれます。生贄の方も毎ターン戻ってきてくれるので相性は抜群ですね。

使いどころは下級で倒せない上級の破壊と、死霊・マシュ・デュオなど戦闘不破モンスターの撃破が主。２トップには除去能力自体はないので、戦闘で敗れない存在がとにかく厄介です。

普段は下級で殴って進み、
割れない時のみ「悪霊」で倒し、
妨げとなった魔法・罠を「メビウス」で弾く―――これが次元帝のスタイルだと思います。

結論として、サイバードラゴンを除く上級の枚数は４～６枚が限度かなと。
私が試した限りでは「砂塵２・メビウス２・テスタロス２」の計６枚までなら構築にも運用にも支障が出ませんでした。上で述べたように『次元帝』は積極的に伏せを破壊するデッキではなく、必要に応じて帝で突破するデッキです。
今回のバージョンなら「強制脱出装置」との兼ね合いで投入数より多めに発動できるでしょう。
　

≪！≫新制限における『次元帝』　vs.　『　？　』
　

▲除去罠の増加

現環境では『除去ガジェ』『炸ハン』等、除去罠の比率が上がることが予想されます。これはゴーズ・エアーマン・ブレイカー・セイマジの改訂に因るものですが、その結果、魔法・罠ゾーンにカードを置きやすく＝置きがちになり、加えてリクルーターや閃光が復帰するであろうと。
そうしてフィールド依存系も隆盛してきているのですが、こちらも魔法・罠ゾーンを大事にするデッキなので「大嵐」を入れづらいのが難点。これは除外と無敵化した異次元ｓである程度カバー可能です。

環境は場所ごとに微妙な違いが出る部分だと思うので、どういう比率で相手が魔法・罠・モンスターを繰り出してくるのか、戦場となるＣＧＩをリサーチしておいたほうがいいと思います。
時間帯によっても変わってくるかもしれません。
無論、「カモを狙って入室せよ」という意味ではなく！「エアブレードが流行っているのに除外系を使うなんて……」という話。

＞＞ＶＳ．“？”

ＶＳ宝玉獣	宝玉化している魔法・罠ゾーンのモンスターは破壊しにくく、墓地を経由せずに宝玉化してしまうため『次元帝』からの直接的な解決力は低いです。その代わり戦闘と砂塵で負担無く除去できればアドバンテージ上では負けません。恐いのは「宝玉の氾濫」と「宝玉の祈り」、「ハリケーン」といったカードたち。「神の宣告」でどこまで止められるか……「メビウス」は３積みでもいいかも。
ＶＳ閃光ガジェ	次元支配さえ完成していれば除去罠が全く恐くなくなります。相手の主戦力は軒並み1500以下なので「異次元の生還者」でどんどん打ち破りましょう。時間を稼がれると「メビウス」が飛んでくるので「死デッキ」は念のため事前に打っておくべし。
ＶＳ炸ハン	同様に次元支配さえ完成していれば除去罠が全く恐くなくなります。メンツは1500以下が多く、「キラートマト」を採用していれば展開力も大きく削ぐことができるでしょう。帰還した「異次元の偵察機」に「ザルーグ」がハンデスを仕掛けてくるときがあるので微妙に注意。
ＶＳロックバーン	メビウス以外打ち手がありません。頻繁に遭遇するようなら３積みも考えましょう。いっそ魔法カードを増やし「ケイローン」を採用、『次元ビート』に近づけてしまうのもアリ。
ＶＳチェーンバーン	次元支配は必要ありませんが、こちらより遥かに早いので間に合わない可能性が高いです。
ＶＳパーミッション	異次元ｓが壁になってくれますが、「イナゴの軍勢」で次元支配を崩される虞があります。長引かせるほど陣形を完成させられてしまうので、出来れば短期決戦を仕掛けたい。
ＶＳネフティス	「ネフティスの鳳凰神」が著しく弱体化するため『次元帝』が優位に立てるデッキです。「ネフティスの導き手」とセットで「洗脳」してくるかもしれないので、「強制脱出装置」が無駄になりません。
ＶＳお触れホルス	次元支配下では“墓地に送る”ことが出来ずレベルアップモンスターは進化することが出来ません。もしレベル８まで進化されても魔法カードは最重要ではないので天敵にはなりませんが、罠を封じられると「マクロコスモス」「神の宣告」「強制脱出装置」が使えず制圧されてしまいます。
ＶＳハーピィ	「ハーピィの狩場」「ゴッドバードアタック」でくどいくらい魔法・罠を破壊してくるのでかなり分の悪い相手です。出現率が高ければ「メビウス」の追加、「クリフ」「ケイローン」の採用なども考慮しましょう。
ＶＳディスクライダー	これも墓地重視のデッキなので『次元帝』なら有利。魔法・罠もロック系は使ってこないのでガンガン攻めましょう。ほとんどのカードを無力化できます。ただし「洗脳」を多用してきます。
ＶＳ黄泉帝	「黄泉ガエル」はどうにでも出来ますが、やはり「洗脳」される機会が多い。「メビウス」「ライザー」を召喚されると次元支配にひびが入ってしまうので、「強制脱出装置」「神の宣告」「死のデッキ破壊ウイルス」で徹底的に迎撃するべし。

[入れ替えカード]：好みで調整
補足：攻める力を高めるか、守る力を高めるか。
○エネコン　[異次元ｓと併せてコントロール奪取から帝の生贄にする戦術も]
○光の護封剣
○押収，破壊輪 [神の宣告とのライフ圧迫に注意]
○暗黒のミミック　⇒　ドリルロイド　[ブロッカー対策]
○砂塵の悪霊　⇒　雷帝ザボルグ　[事故率低下。ただし終盤に除去カード切れに陥ることも]
○サイバー・ドラゴン　⇒　その他の帝

☆派生『次元ビート』
＞＞本来の姿に。
パワーは落ちるが、下級に比重をもっと寄せるため軽く、柔軟になる。「魂吸収」を採用したものが多い。
●賢者ケイローン＊１～２
＋ドリルロイド＊１～２
＋ならず者傭兵部隊＊１～２
＋エネミーコントローラー＊２～３
＋収縮＊２～３
＋光の護封剣
＋魂吸収＊２～３